目次 生い立ち 尊攘派志士から、一橋慶喜の家臣へ 幕臣となりヨーロッパへ 静岡藩、民部省・大蔵省時代 実業家時代 事業会社一覧 生い立ち 本名:渋沢栄一。生誕:1840年3月16日。郷里:現埼玉県深谷市血洗島長男として生まれる(幼名は栄二郎)。渋沢家は藍玉の製造販売と養蚕の製造販売を兼営し米、麦、野菜の生産を手がける富農でした。 14歳の頃からは単身で藍葉の仕入れに出かけるようになり、こうした経験がヨーロッパ視察時に近代的な経済システム、諸制度を理解吸収する素地となったそうです。 一方で5歳の頃より父から漢籍の手ほどきを受け、7歳の時には従兄の尾高惇忠(富岡製糸場の初代場長)の許に通い、論語を…