龍谷大学龍谷ミュージアムで大好評開催中の「博物ーー近代京都の集め見せる力ーー初期京都博覧会・西本願寺蒐覧会・仏教児童博物館・平瀬貝類博物館」も11月23日までの会期の終了が近づいてきました。他館への巡回はないので、お見逃しなく。仏教児童博物館*1や平瀬貝類博物館*2についてブログで紹介したことがある私には、特に楽しめる展覧会でした。将来「伝説の展覧会」になるのは、必至である。図録も豪華な内容で、和田秀寿学芸員一人で執筆したようだ。何とも博覧強記の逸材である。 さて、図録第4章「平瀬貝類博物館」に、大正2年に平瀬貝類博物館を創立する平瀬與一郎について、京都博物会の会員や会幹(幹事)であったことが…