正月の人気番組の一つに駅伝がある。元旦は実業団のニューイヤー駅伝、2・3日は大学の箱根駅伝である。特に本人や家族に関係者がいるときは、応援に熱が入ることだろう。我が家もその例外ではなく、今年は両方とも好成績をあげたので、和やかに観ることができた。駅伝はタスキをつなぐことが最も大切な使命で、選手たちはその為に、歯を食いしばり、時には倒れそうになりながらも、次の人へつなごうと必死にもがく。多くの人たちは、もちろん勝ち負けもあるが、そこに繰り広げられるチームの連帯感に感動を覚える。この絆は国民性とも思えるときがあるが、いつの頃から芽生えたのであろう。暮れから正月にかけて、江戸時代の百姓に関連する本を…