最近は各種の「ハラスメント」が注目されるようになりました。パワハラ、セクハラだけでなく、マタハラ(マタニティハラスメント)やカスハラ(カスタマーハラスメント)という言葉も一般的になりました。ハラスメントが起きると、重大問題となります。 先日拝読した「七つの会議」(池井戸潤著 集英社文庫 2016年)では、エリート課長が勤務態度の良くない年上の係長に厳しい指導を続けた結果、パワハラ問題が発生した出来事がありました。 指導は必要なものですが、上司が部下に、あるいは先輩が後輩に、指導する場合不用意に厳しい言葉を浴びせると、ハラスメントになりかねません。ハラスメントにならなくても指導したものの、嫌われ…