本日の新聞には「『源氏物語』の写本のうち、藤原定家が整えたとみられ る『若紫』巻の写本が一昨年見つかり、話題を呼んだ」とありました。 一昨年にそのようなことがあったことも知らないのですが、この記事を読み ますと「源氏物語」というのがどのようにして定着していくかがわかるよう な気がします。 よく考えますと、「源氏物語」が現代に伝わっているのは奇跡のようにも 思えることです。失われてしまった物語というのも、ずいぶんとあるのでしょ うね。 人がつなぐ源氏物語 (朝日選書) 作者:伊井 春樹 発売日: 2021/02/10 メディア: 単行本 先日から八木正自さんの「古典籍の世界を旅する」を手にしてい…