(ポピュラー・カルチャー論講義補遺)「アメリカ」を考える(48)死語「アメション」について 朝日新聞の記事データベースに「アメション」と入れてみました。1990年11月30日付夕刊「素粒子」には、「赤ゲット、アメション、洋行帰りなんぞという言葉は遠く、今年の海外渡航1000万人を突破。」とあります。まさに、バブル。 そして1996年4月22日付朝刊「天声人語」は、上記の素粒子にふれ、 「「アメション」とはどういう意味か、との質問が集中した。戦後数年して、国会議員、役人、芸能人らの渡米ラッシュが起こった。ほとんどが、ちょっとアメリカで用を足す、といった程度の中身の薄い短期の旅だったので、上品とは…