古川安氏の津田梅子 科学への道、大学の夢 を読んだ。以前から不思議に思っていたのだが、明治政府は5人の少女をアメリカ留学に送り出したが、これは明治政府の中の誰の案なのだろう?どういう組織がかかわっていたのだろう?そして、その目的あるいは期待していたのは何なのだろう?これらのことが疑問ではあったが、なんとなく調べずに今まで来てしまった。そして、たまたまこの本が出版されているの気づいたので、疑問点が解消するかもしれないと思い読んでみた。女子を官費留学としてアメリカに派遣することを建議したのは北海道開拓使次官の黒田清隆だった。黒田はアメリカを視察したときに、アメリカ女性は教養があり、社会的地位が高い…