女性の高学歴化、経済発展による女性の社会進出、低収入男性の増加、若者の晩婚化が進み、結婚適齢期人口の未婚率は43.2%、仕事と家庭の両立が難しく、2022年の合計特殊出生率は0.87で少子化が進行中…… これらの特徴はどこのことかわかるだろうか? 実は、現在の台湾の経済事情だという。 中華圏事情に詳しいジャーナリストの奥窪優木さんはこう話す。 「台湾は半導体受託生産メーカーで世界トップシェアを占めるTSMC(台湾積体電路製造)や鴻海など優良企業が多く、高い経済成長率を記録しています。 そういった経済成長に伴い、女性の高学歴化、社会進出が進んでいる一方、低学歴で十分な収入を得ることができない男性…