今回は渋谷區時代の旧町名代々木上原町を紹介しよう。 区名が右横書き、区が區と旧字体になっていることから、戦前の物と考えられる。 今更ではあるが、なぜ戦前の物は右横書きになっている物が多いのかと気になったことはないだろうか? アジ歴グロッサリーのQ&A「日本語の表記はどう変わったの?」等を参考にさせていただいた。 戦前の日本語の表記は、漢字は旧字体、公文書の仮名はカタカナで、歴史的仮名遣い(例えば「言ふ」や「ウヰスキー」など)を用いており、横書きの場合は右から左に書くという右横書きで書くのが一般的だった。 もともと横書き表記については、戦前に右から左に書く「右横書き」で書くという統一的な決まりが…