日本の鎌倉時代から江戸時代にかけて置かれた武家の秘書役を行う文官のこと。文章の代筆が本来の職務であったが、時代が進むにつれて公文書や記録の作成などを行い、事務官僚としての役目を担うようになった。また、執筆とも呼ばれ、近世以後には祐筆という表記も用いられた。
元禄5年9月18日。光友公御側御右筆という新役が設けられ、御右筆が20石御加増でこれを勤める。