司馬法は、中国の代表的兵法書で、武経七書のひとつ。 斉の将軍・司馬穰苴(しばじょうしょ)によって書かれたとされる。司馬は軍政を司る官職であり、姓にもなっている。この書は、古くから伝わる兵法をまとめた「司馬の兵法」に司馬穰苴の論説を追加して「司馬穰苴の兵法」としたものと考えられている。 全部で百五十五篇あったとされるが、現存しているのは下記の五篇のみである。