合成生物学の衝撃 (文春文庫) 作者:須田 桃子 文藝春秋 Amazon 「合成生物学の衝撃」須田桃子 <所感> 大学受験前、「精神と物質」(立花 隆/利根川進)を読み分子生物学に興味を持った。例えばある植物を活用して新しい物質を合成できると面白いじゃない。 気が付くと学部時代は微生物を使ってナノ粒子生成を試みる研究室に所属して、日々嫌気性細菌をいじっていた。 当時は合成生物学という言葉を聞いたことがなかった。 合成生物学は生命の設計図を書き換えて自然界にないものを作り出すという分野。分子生物学の遥か源流のような印象を受ける。 日本だとiPS細胞の研究がこの一端かもしれない。 生物を工学化する…