戦後79年が経過しようとする今も、日本はアメリカの属国のままである。日本がアメリカの属国であることを公式に規定する条約が存在する。それはサンフランシスコ平和条約と日米安全保障条約である。 1952年4月28日に発効したサンフランシスコ平和条約の第六条の(a)は次のように定めている。 第六条(a) 連合国の全ての占領軍は、この条約の効力発生の後なるべくすみやかに、且つ、いかなる場合にもその後九十日以内に、日本国から撤退しなければならない。但し、この規定は、一又は二以上の連合国を一方とし、日本国を他方として双方の間に締結された若しくは締結される二国間若しくは多数国間の協定に基づく、又はその結果とし…