吉崎雅規氏の幕末江戸と外国人を読んだ。江戸時代にいつ頃から外国人が住んでいたのかに関しては正直なところよく知らなかった。安政五(1858)年六月十九日日米修好通商条約が結ばれるが、この条約の第一条に、 合衆国の大統領は江戸に居留するヂプロマチーキ・アゲントを任じ The President of the United States may appoint a diplomatic agent to reside at the city of Edo とあり、これが根拠・発端となりハリスは江戸に住むことになったようだ。当初幕府は江戸に外国人が住むことに当然難色を示していたが、ハリスがこの点を譲ら…