相撲の司家。志賀清林を祖とする志賀氏の断絶後、志賀氏に代々受け継がれてきた故実や伝書などを受け継いだ熊本の行司の吉田追風が、1789年に谷風と小野川両力士に横綱土俵入りを免許、これを機に全国に数家あった相撲故実を伝える行司の家と相撲集団を支配したのに始まる。これ以降、行司や力士免許の授与を行なってきたが、1951年に日本相撲協会に権限を譲り形式的存在となった。