こんにちは、えつみんです。先日、国立文楽劇場で新春文楽を観てきました。 今回観た演目は、第三部の、平家女護島(へいけ にょごのしま)と、伊達娘恋緋鹿子(だてむすめ こいひがのこ)です。 平家女護島は近松門左衛門の作品で、俊寛僧都らが平家打倒を企てたとして鬼界が島に流刑され、赦免の船が着いたが、自分だけ残されるという話です。 見どころ ツボ1️⃣ 吉田玉男さんの俊寛 昨年人間国宝に認定された、人形遣いの吉田玉男さん演じる俊寛は、喜怒哀楽がにじみ出てくる迫真の演技でした。 人形の頭(かしら)は同じ顔の作りですが、所作や見る角度によってさまざまな感情を使い分けしています。体全体で悲哀を表現し、人形と…