吉田健一展 神奈川近代文学館にて 横浜には吉田直展ではなく、どちらかというと神奈川近代文学館で開催されている吉田健一展が目当てだった。 吉田健一については文庫で手に入るくらいのものはほぼ読んだが、悪い癖としか言いようがない癖で、6編の長編小説の5編まで読んで、最後の一冊はもったいなくて読まずにとっておいた。 ところが、栗鼠が隠した木の実を忘れるのと同じで、その一冊がどれだったか思い出さない。『東京の昔』、『金沢』では絶対ないけれども。 いづも橋 はせ川 小田嶋十黄の描いた「出雲橋はせ川」の絵があった。はせ川については以前みじかいエッセーを全文紹介したことがあった。knockeye.hatena…