※裁判問題を通して、文師と統一教会員にじかに触れ合うようになった米国の牧師たちは、その真実の姿を目の当たりにして、悪い噂と人種偏見に捉(とら)われていたことを反省し、逆に好意を持つようになっていった。そうした人々が神主義の運動に賛同して、その教えのルーツを求めて日本や韓国を訪れるようになった。これが「統一主義に関する米国牧師会議」である。1985年4月の第一回から88年7月の第三十八回まで、総数七千八百四十五人の米国牧師が東洋を訪れたことになる。そのことは、その後の統一運動の進展に、大きな役割を果たすことになった。 第四回牧師団の一行は、米韓教会の姉妹血縁に調印するとともに、文師と統一運動を積…