4月22日読売新聞は野村証券の中国人社員「厲瑜(れいゆ)」(37歳)が他社の中国人友人2人にM&A(企業の合併・買収)情報を公表前に流し、約5000万円の不正な利益を得ていたインサイダー取引容疑で逮捕されたと報じました。 市場の公正さを守るべき証券会社で、しかも機密性を最重要とするM&A担当の社員が不正取引をし、証券市場の信用をおとしめる事件を引き起こし、そのダメージは大きいと関係者落胆していました。 厲瑜(れいゆ)容疑者は京都大学留学後、2006年2月に入社したばかりですぐに花形の企業情報部に配属され、2007年12月に香港の現地法人に移った将来を嘱望されたエリート社員だったのです。 最近、…