告朔餼羊 今回は告朔餼羊(こくさくのきよう)です。 古くからの儀礼を簡単に廃してはいけない、ということです。 儀式が本来の形を失って、一部の形だけが残っていることを良くないと思った孔子の弟子が、こんなの無意味だから廃止すべきだ、と言ったのですが、孔子は儀式そのものが消えてしまうことを惜しんだというエピソードが出典です。 どんな儀式だったの? 毎月、月初に祖先のために羊を供える儀式が、羊を供えるだけの儀式になっていったそうです。 羊が食べたいだけの儀式になってたんだ。 まあ、そういうイベントがあれば、どうしてそう言うことをするのか、を考える人はいるでしょうし、人は決まったことをすることで落ち着く…