もちろん大きなカタストロフが起きるわけではないだろうが、中国経済が変調をきたした、もしくは変調があらわになった2023年後半だった。ムーディーズが格付けを<ネガティブ>にしたのが、最も象徴的だったと思う。 政治の方も、なんとなくおかしい。任命したばかりの外相を更迭、政治委員に昇格していた王毅氏が外相に復帰することになった。ほかにも更迭された幹部や軍司令官がいて、その理由が説明されていない。年末の全人代では、9人の軍高官の首が飛んだ。外交でも<一帯一路>から、イタリアに抜けられたのは痛い。 中国が暗躍した「野党陣営の一本化」は不発に、来年1月に迫る台湾の総統選挙で笑うのは誰か?|ニューズウィーク…