日曜日(4月24日)に、東海道53次の宿場の一つである神奈川宿を、この地に30年住んだことがあるという知人に、案内してもらった。東海道は、律令制度での五畿七道の中に含まれているが、街道として広く利用されるようになったのは、江戸時代になってからである。神奈川宿は、起点の日本橋からは品川・川崎に続く3番目の宿場である。天保14年(1843)の「東海道宿村大概帳」によると、神奈川県内の宿場の規模は次の通りである。 宿名 人口(人) 家数(軒) 旅籠数(軒) 川崎 2,433 541 72 神奈川 5,793 1,341 58 保土ヶ谷 2,928 558 67 戸塚 2,906 613 75 藤沢 …