苦言を呈すとき。 態と主語を言わないことがあります。 それは、特定の誰かのみを指すのではなく。 その苦言の性質を帯びた全ての人を指したいから。 ──なのですが。 そのとき、僕の経験上。 話し相手は、他人事だと思って聴いていることが多く。 しかもそれに同調までしてくれやがることも屡々。 自分の性質と苦言の性質との共通部分でも採れていないのか。 誰にでも当て嵌まるようなぼやきをしてみても涼しい顔。 なので──あぁ、これは自覚なしか。 処置なし──とするのが、僕の常です。 ……んー、自覚のないことを僕がわざわざ主語を使って話をしても。 驚いて逆ギレされるのがオチでしょうから。 それって、かなり面倒で…