数日前の散歩で見損なった駒場地蔵尊を目指しながら歩いた2019年5月26日のこと…… 寿福寺の参道入り口から野沢通りをちょっと進むと角に見えてくる。 「宿山の庚申塔」(目黒区上目黒5-5)……「あるな~」と車からは幾度も見かけていたから徒歩で訪ねた。 一番左は、青面金剛の下に二鶏と三猿を従えている宝永5年(1708年)造立のオーソドックスな庚申塔だが、注目すべきは中央の背の高い塔。延宝3年(1675年)造立で、地蔵尊が彫られている。地蔵菩薩を本尊とする庚申塔は珍しい。 一番右は年代不詳だが、隣の角柱にも注目したい。 角柱型だが、正面であろう青面金剛が横に向いて置かれているのには訳があるのだろう…