歴代の天皇に漢風諡号を名付けたとされる淡海三船について。また、淡海三船が編纂したとされる唐大和上東征伝とは。次の流れで紹介していく。 ・淡海三船(おうみのみふね)・大伴古慈斐・淡海三船の父・池辺王・弘文天皇・大友村主・淡海三船の出家・唐大和上東征伝・唐大和上東征伝の成立過程・琵琶三船(びわさんせん) ■淡海三船(おうみのみふね)生没年は722年~785年。始めは御船王を名乗っていたが、臣籍降下して淡海真人姓となったという。弘文天皇の曽孫にあたるという。 歴代の天皇に漢風諡号を名付けたのは淡海三船とされる。 淡海三船は神武天皇から41代・持統天皇を確実とし、46代・孝謙天皇あたりまでに漢風諡号を…