シルクロード世界史 シリーズ名 講談社選書メチエ 733 森安孝夫/著 出版者 講談社 2020.9 1.概要 ソグド、ウイグル、マニ教が交錯する 中央ユーラシアから見た世界史 の素描を試みた書です。大草原に展開した2千年におよぶ激動と、人類史の 潮流を、行きかう宗教と言語に着目しています。著者の「理科系的歴史学」 の解明手法が、ち密です。 個々の証拠に丹念に当たる「学者のまじめさ」は、私にはできません。 この地球儀では陸と海双方のシルクロードをイメージしたかったのです。 2.本文からの引用 (1)序章の「世界史を学ぶ理由」に、私がなるほどと再確認したり、 「自分の考えに近い」と感じる部分が多…