体験格差 (講談社現代新書) 作者:今井悠介 講談社 Amazon 子どもの学びの支援などを手掛けるNPO法人「チャンス・フォー・チルドレン」を主宰する方が子どもの「体験」について語られた本です。 日本の貧困が露わになっていくに従い、経済格差が拡大していく中で、子どもたちの教育の格差だけではなく、「体験」の格差も進んでいることを、支援されている方々へのヒアリングなどから明らかにして言った本です。 「体験」というのは、スポーツや音楽を習ったり、キャンプや旅行に行ったりという娯楽などをどれくらい経験しているかということなのですが、その重要性というのは、る気、忍耐力、協調性、自制心など、人の心や社会…