今日は、バレンタインだったんだね。朝に、デスクの上にチョコが置いてありました。そうか、毎年、喫茶チョ去と言うしかない。凡夫が言えば、単にお茶でも召し上がれだろうかね。 でも、中国唐代の禅僧・趙州従諗(じょうしゅうじゅうしん)が言えば、意味も違って来きます。かの『南方録』に、こんな記述があると聞きます。「趙州ヲシ亭主ニシ、初祖大師(達磨)ヲ客ニシテ、休居士(利休)トコノ坊(南坊宗啓)が露地ノ塵ヲ拾フ程ナラバ、一会ハ調フベキカ」(豪勢な顔ぶれですね)「もちろん、頂きますよ」と言います。 その問いの本質は、「お主はすでに悟りを得ているのか」と問うているとあります。「わし(儂)は、まだまだ未熟の修業の…