“今年最後の”とか“年に一度の”などの、節目節目の大事な時期に行きたくなる喫茶店が、私にとっては猿楽珈琲さんだ。 私は2階のすみっこの席が好きなので、そこで「苦めのコーヒー」と「自家製チーズケーキ(青林檎コンフィ)」を待つ。ストーブが赤く灯り、じんわりしっとり暖かい。 イラスト案件で少しアイディア出しをしたかったので、それに集中する。時々時計がボーンと鳴り、ハッとするのだけど、ひたすら自分の時間だった。モーレツに落ち着き、楽しかった。 猿楽珈琲さんは、「おこもり喫茶」だなあって思いました。たまらんです。私にとっては、この感覚が喫茶巡りの原点かなあって思いました。 「なんか落ち着く」「なんか心地…