前衛的な前橋東照宮の境内西外れに鎮座する「営築稲荷神社」と「前橋護国神社」 前橋東照宮の全面舗装された境内の西外れ、駐車場の一画に二つの境内社が祀られていました。写真はその内の一つ「営築稲荷神社」 本殿は入母屋平入のもので、軒から唐破風向拝が付くもの。向かって右隅に狛狐らしき姿があるが劣化が激しく原形はよく分からなくなっている。左の奥に小さな石の祠があったがこちらも同様。戦時中の1945年8月5日夜から6日未明にかけて、前橋市街地は米軍の空襲に見舞われ、多くの人命と家屋を焼失したそうです。そうした空襲による爪痕なのかもしれません。 営築稲荷神社由緒。文久3年(1863)、前橋城再築にあたり、工…