Ep.59 四日市市立博物館にて、この夏休み期間に開催中のアルフォンス・ミュシャ展が賑わっている。 大人気のミュシャ展の片隅で、特別展示されていたのが「四日市空襲と戦時下のくらし」展だった。 終戦間際、ここ四日市でも激しい空襲により市街地が焼夷弾で焼き尽くされた。海沿い(現在のコンビナートエリア)に海軍の武器庫や軍需工場があったため、これが標的にされたようだ。最も激しかった1945年6月18日の空襲では、4万人以上の方が亡くなっている。 この特別展自体は毎年開催されているが、今年は実物大の「模擬原爆」のタペストリーが展示されているのが特徴とのことだ。 模擬原爆とは、 「原爆を正確に照準点に投下…