悪意の商標出願 続いて、「日本商標法の未来のための方策検討」から、上野達弘教授の「悪意の商標出願」を読みました。 「悪意の商標出願」(Bad-faith trademark application)は、必ずしも定義が明確ではなく、外国における周知・著名商標を関係の無い者がする出願、使用意思がない者の出願、競業者の営業活動を妨害する目的の出願などがある。 この点、TM5(5極の特許庁)では、「他人の商標が当該国・地域で登録されていないという事実を利用して、不正な目的で当該商標を出願する行為」をいうあります。 一般に、日本法では、「悪意」とは「ある事実について知っていること」を指すので、本当はこの…