先週末に紹介した同じ著者の「本は読んだらすぐアウトプットする」よりずっとマジメな内容であります。読書は自己形成の最良の方法である、と論じる齋藤センセは、近ごろの若者が読書を軽視していることに怒り、危機感をもっている。じっさい「本は読まなくてもいい」と言う風潮がある。読書なんてしなくてもネットで十分知識を仕入れられると思ってる人が増えてきた。 センセは言う。読書力は国民の知的インフラである。読書力の高さが日本の文明、文化を支えてきたという。領土は小さく、資源もない日本がアジアにおける先進国になり得たのは、国民の知的レベル(読書力)が高かったからである。この「読書は自己形成の方法」と「読書力は知的…