女性受刑者が出産する時は手錠を外すという国の通知に反し、手錠をかけたままのケースが起きていた問題を東京新聞「こちら特報部」は2月に報じた。法務省は今月に入って新たな通知を出し、出産時の手錠使用を改めて禁じた上で、出産のために刑事施設から医療機関へ護送する間なども使用を控えることを全国の刑事施設に求めた。出産する受刑者の処遇は改善されていくだろうか。(森本智之) あわせて読みたい 「手錠されたまま出産」女性受刑者を襲う異様な措置 国際基準からズレた日本の刑務所の人権意識 ◆出産直前も「控える」となったのは改善だが 22日の参院法務委員会。法務省の花村博文矯正局長は社民党の福島瑞穂氏の質問に対し、…