介入総額が9兆7885億円だったと財務省から発表があった。概ね予想通りではあるが、介入金額としては過去最高だった。4月29日と5月2日に実施したと見られる。 ここまでの為替推移と見るとこの介入は投機筋の冷やし水として想定通りに機能したのではと思う。 中国経済に回復の兆しが見えてきたが、逆に米国では個人消費の陰りを示唆するデータが出始めている。米国の物価高のピークアウトは利下げへの後押しにもなるので、不確実性の緩和の観点からは一概に悪いことだとは言えない。どちらにせよ6月7日の米国雇用統計が重要指標になる。 夏枯れ相場を意識して、しばらくはポジを大きく動かさないで、長期狙いの銘柄を8月末までに買…