「 住友銀行秘史 作者:國重惇史 講談社 Amazon 」國重 惇史 <所感> 本書は戦後最大の経済事件と呼ばれる「イトマン事件」を内部告発者の著者が振り返ったもの。 いつかのためにその当時残した著者のメモがとにかく大量。 またある一日だけでもいろんな人と電話で連絡を取っている。今ならば携帯やメールでなんてことがないがこれは1980年代の話。 固定電話でよくもまあ密に、そして他社にはばれないように連絡を取ったものだ。 通信インフラを考えるとその凄さは想像できない。 しかし、そうであるが故に著者が 「ときに、情報がすべて自分の手の内にある」 と感じたのはごもっともな気がする。 これだけだと自己満…