今日のお話はレコードの「塩ビ焼け」、いわゆる「ビニ焼け」。レコ―ド盤が白く曇ってジリジリ、ザーザーノイズが出るアレであります。これの被害にあった時のショックはレコードコレクターにとっては筆舌に尽くしがたい。これによりミント盤がVG盤に成り下がる時には、この怒りをどこにぶつけていいのか、自分の管理が悪いとはいえ、レコードをたたき割りたい衝動にも駆られるほどでありましょう。 ビニ焼け状態のレコード。触っても指紋もつかない。 拙者がこの「ビニ焼け」が空気伝染することを知ったのは、実はつい最近なのであります。この「ビニ焼け」、昔からコレクター泣かせで、よくあるのがピクチャーレコード等で使用される厚手で…