鈴木大介・鈴木匡子『壊れた脳と生きる: 高次脳機能障害「名もなき苦しみ」の理解と支援』を読みました。 興味深い内容でした。医療従事者でもなければ、例えば脳梗塞や脳卒中の後遺症による(つまり筆者の鈴木大介氏のような発症例)高次脳機能障害を患う知り合いがいるわけでもない。たまたま手に取ってみたわけですけれど、この障害に対して何も知識が無かったためとても勉強になる本でした。多くの人が読むべき本ではなかろうか…と思います。実際、高次脳機能障害と向き合っている人の話は説得力がありますし、それを専門家である鈴木匡子先生が解きほぐしていくスタイルはすごくわかりやすかった。 この本の中で繰り返し取り上げられて…