新聞は紙であり印刷された活字であるが、単に日々の最新情報を提供してくれるだけの「物」ではない。国内のみならず世界各地の人々のくらしや生き様を知り、そうした人々の声が聴ける「開かれた窓」である。いい話もあればつらい記事もある。毎朝、人々の生き様や声に接して新たな学びを得ているし、涙することもしばしばだ。 今日の朝日「声Voice」から一つ原文のまま転載してみよう。 教え子の「鬼さん外は寒いから」 投稿者は神奈川県74歳の人 ▶20年ほど前、養護学校の高等部に勤務していた時のことです。受け持ちのクラスに、染色体に関係するルビンシュタイン・テイビ症候群の男子生徒がいました。▶性格は明るく優しくて、身…