変革者は嫌われ役であってはならない。 変革者はとかく守旧派から嫌われますね。守旧派とは少々刺々しい表現ですが、自己保存の法則がある以上、ほぼ全員が本心では変わりたくはないのです。そうであるならば、変革者(変革リーダー)は嫌われ者になりがちですよね。その人がいなければ今まで通り働けたのですから。 好かれるリーダーを想像してみてください。どのような人でしょうか。好かれるというのは迎合するわけではありませんよね。部下の顔色を伺って人気取りのような発言ばかりをしている人ではありませんよね。 好かれるリーダーとは、たぶん人柄がよく、気さくで、前向きで、オープンで、よく話を聞いてくれて、共感力があって、権…
2023年がスタートしました。皆さんにとって輝かしい一年になることを祈っています。皆さんが辿る道は「変革リーダーへの道」だと思います。今年の初回はその道について少し書きたいと思います。 変革リーダーへの道を少し整理しましょう。成長への道、即ちトランジション(遷移)を想像してみましょう。ステレオタイプに左下から右上に向かう真っ直ぐな道を想像する人が多いかもしれませんね。道は階段をスムーズに登るなんて人は少ないはずですよね。脇道に逸れたり、一旦下ったり、休んだりですよね。もちろんそれでいいのですが、その道には成長の段階があります。 新卒でビジネスマンの端くれとして歩み始めたころは、何をしますか? …
▶『戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ』|レビュースコア(5.00満点)総合 4.20Amazon | honto | プレシネマ 4.3 4.3 4.0 |レビュー本書は、実話を基にした経済小説といったところでしょうか。実話を基にしていますので、作り話での展開と比べて迫力が違います。まさに、事実は小説よりも奇なりですね。内容にストーリー性があり、また読みやすく、戦略のエッセンスが凝縮された「戦略の教科書」の位置づけになります。著者、主人公であろう三枝匡氏の経歴、実績は素晴らしく、まさにプロ経営者と呼ぶにふさわしい方と思います。小説を読みながら勉強する。皆さまはいかがでしょうか…
ちょっと真面目なテーマでひとつ書いてみます。 私が化学メーカーに勤めていることはそれとなく過去のブログで公言しておりましたが、丁度1年半前から生産技術職に異動したことも既に記載済かと思います。 まぁ誰も覚えてはいないでしょうけども。 私は入社して配属されてからの丸6年間、化学プラントの製造課におりました。プラントスタッフというやつでした。 6年もいると何かしらの哲学のようなものが芽生えるもので、私にとってプラントスタッフとは簡潔に言えば、 「化学プラントの安全安定操業達成に貢献する総合管理者」 と表現いたします。 さて、対して化学プラントの生産技術とは何ぞや、1年半の月日をかけて1つの形になっ…
本日読了。 マッキンゼー 勝ち続ける組織の10の法則 (日本経済新聞出版) 作者:スコット・ケラー,メアリー・ミーニー 日経BP Amazon 偉大なる組織の10の法則を、なぜ、何が、どうやってそれを高めるか、の順に解き明かす。Good to Great風の本。 人材獲得 人材育成 パフォーマンス管理 経営トップチーム 意思決定の質とスピード 組織再編 間接費削減 組織文化 組織全体の変革 リーダーの移行