これは古今東西、春夏秋冬のさまざまな俳句をぶぐる旅の本です。 選句もガイドも夏井いつきさんですが、旅のガイドさんが時どき歌うように、夏井いつきさんが詠んだ句もところどころに散りばめられています。 一つの句に短い随筆のような形で、句に対する想いを多角的に解釈されていますので、初心者もそうでない方も、あなたの解釈の助けになることでしょう。 夏井いつき、俳句を旅する/夏井いつき 著/悟空出版 俳句に対しる深い愛と造詣がある著者によるガイドは、もちろん夏井いつきさんの人生経験と知識を下敷きにされています。 どの句もすばらしい句で、どの解説も印象深くはあるのですが、なぜか著者の夏井いつきさん自身のことに…