夏侯恵(かこうけい、生年不詳〜没年不詳)字は稚権。夏侯淵の六男。
才能と学識を以って認められ、上奏文を書くのに優れていて散騎侍郎・黄門侍郎を歴任した。劉劭を推挙している。しばしば鐘毓と論議を戦わせたが、多くの場合彼の意見が採用された。燕国の相・楽安太守となったが、37歳で死去した。 文・賦を能くし、その作は「夏侯恵集」に収められたが既に散逸している。唯一「景福殿賦」だけが「芸文類聚」に収録されているので現在でも読むことができる。
さて、今回夏侯淵の六男、夏侯恵の紹介じゃな。彼も三十七歳と、比較的若くして亡くなった人物なんじゃが、没年ははっきりとしないんじゃよ。