1.はじめに 2.内容 3.教訓 外交談判法 (岩波文庫 白 19-1) 作者:カリエール 岩波書店 Amazon 1.はじめに 本書は、立派な交渉家となるために必要な資質と知識について書かれた、1716年にフランスの外交官により記された書物です。 本来は外交官としての心得を説いた内容ですが、現代の一般社会人に向けて、部門長に代わり組織を代表して行動することにも応用が利く、非常に示唆に富む内容となっています。 以下に、いくつか引用してみたいと思います。 (主君=自国の代表、君主=敵国の代表) 2.内容 無経験の交渉家は、人が彼に敬礼すると、それが彼が代表している主君の地位に対して敬意を払ってい…