本の紹介文、ブック・レビュー。 通常はいわゆる新刊本について行われることが多く、読者の書籍選びにあたって参考に供する意味を持つ。
ニッポンの書評 (光文社新書)
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黒猫を飼い始めた講談社Amazon 会員制読書倶楽部、Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)されたショートショート集。 書き出しの1行「黒猫を飼い始めた。」は、全員共通。2行目からはそれぞれの作家が自由に想像を膨らませ、生み出された26編。 雑誌「メフィスト」って、今はこの定額会員制の読書倶楽部の会報誌になってたんだな。 書き出しの一行だけが決まっている、ショートショートの競作。 有料会員になってるほどのミステリファン向けの企画なので、 やはりミステリ系やホラー・幻想系、SF系など、 ジャンルに寄せた作品が多い仕上がりになってるのも心地良い。 同じ趣向の本が何冊も出…
日本語の奥深さを日々痛感しています 作者:朝日新聞校閲センター さくら舎 Amazon 本の紹介 日本語のおもしろさ、素晴らしさがぎっしり! 日本語の奥深さを日々痛感しています » さくら舎|千鳥ヶ淵の新しい出版社 目次 1.ことばは生き物。 変身もする、盛衰もある2.ことばの最前線! 新語が生まれるとき3.知るたのしみ、使うたのしみ…… 語彙力で心豊かになる4.ことばは物語をもっている。 歴史の断面が語られる5.語感、言い回し、使い方…… 日本語はおもしろい この本の推しポイント 方言から新語まで、日々変わり続ける「ことば」に対する 校閲記者さんの雑感を知ることができること。 雑記 発行が2…
先日推しのライブがあり、名古屋に行った。名古屋といえば名古屋めし。手羽先、味噌煮込みうどん、串カツ、天むす…そんな想像を巡らせて行ったのに、食べたものは申し訳程度の手羽先2本と、スターバックスの石窯フィローネと、ます寿司のおにぎりだけだった。しかも、一番おいしいと感じたのは、家に帰ってから食べたカップラーメンだ。でも別にそれで満足している。SNSでよく見ていた本書は、名古屋でどうしても行きたかった本屋で購入した。この旅で買うのが正解だった本だな、と読み終わった今、思う。 『おいしいごはんが食べられますように』あらすじ おいしいごはんが食べられますように (講談社文庫) 作者:高瀬隼子 講談社 …
恥ずかしがりの西洋の子どもによる、舞台慣れしない日本の子どもへのエール『アップステージ シャイなわたし舞台に立つまで』 こんにちは。り📚書評家です。 みなさまいかがお過ごしですか? 【目を閉じている時間も惜しい本物の読書家へ】 本日の独自書評はこちら。 『アップステージ シャイなわたし舞台に立つまで』という小説をレビューしたいと思います。 アップステージ: シャイなわたしが舞台に立つまで 作者:ダイアナ・ハーモン・アシャー 評論社 Amazon アップステージ シャイなわたしが舞台に立つまで [ ダイアナ・ハーモン・アシャー ]価格: 1760 円楽天で詳細を見る 小説『アップステージ シャイ…
あらすじ・概要 離人症として、現実感が喪失している状態で長い時間を過ごしている著者。「現実感がない」ことで起こる苦しみや心の葛藤を文章の形で語る。離人症への理解を訴え、リアルな現状を書きだすエッセイ。 有効な治療法がわからない離人症 離人症とは、周囲の環境に対して現実味がなくなる病気です。 ストレスや生い立ちが原因だと思われますが、具体的な治療法が確立されている病気ではありません。 私の病気双極症でもときどき離人感を訴える人がいますが、治療が進むと消えていく人が多いです。離人症であり、かつ離人感の原因がはっきりとはわからない人は大変だろうなと思います。 私も強いストレスを感じたとき、周りの現実…
あらすじ・概要 遠い未来の日本。呪力という力を持つ人々は、助け合って理想的な生活をしていた。しかし早紀をはじめとする少年少女たちは、成長するにつれて世界の真実に触れることとなる。幼い日の冒険の果てに血塗られた過去を知ってしまった子どもたちは、その後も困難な状況になる。 和風ファンタジー風の血塗られたSF 和風ファンタジー風の世界観で、呪力という超常の能力を訓練する子どもたちの物語です。 青春の悩みを抱えながらも、子どもたちは世界の真実に触れていくこととなります。 バケネズミという人間とは違う知的生物の存在、いつの間にかいなくなっている学友、高度に管理され制限されている情報。 その中で呪力という…
学園ミステリーアンソロジー『放課後推理大全』 (朝日文庫)作者:有栖川 有栖,金城 一紀,栗本 薫,城平 京,友井 羊,初野 晴,米澤 穂信朝日新聞出版Amazon 学園ミステリのアンソロジーなんだけど、 編者(大矢博子)の興味は、ミステリとは別のところにあるのだろうな、 と思えるようなセレクトだったなぁ。 いきなり冒頭の二作から、どうにもそうとしか思えなくなる。 城平京「岩永琴子は高校生だった」は、長編の一部で、会話の面白さが主眼だし、 友井羊「カトルカールが見つからない」は、人物の特性の描き方が主眼だろう。 それ以外にも、金城一紀「永遠の円環」は、ミステリという視点での選択ではないだろうし…
かつて、ここまで読むことが苦しい小説があっただろうか。『殺戮にいたる病』は、描写のあまりのグロテスクさに途中で本を閉じることが何度もあったが(最後まで読み、おもしろかったし読んでよかったとは思った)、息ができなくなりそうなくらいに苦しくなった小説は初めてだった。文章だけで、ここまで絶望と諦念を表現できるのはすごい。今文字を打っていても、内容を思い出すと心臓が暴れる。 『護られなかった者たちへ』あらすじ 護られなかった者たちへ (宝島社文庫) 作者:中山七里 宝島社 Amazon 仙台市の保健福祉事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者と…
あらすじ・概要 兄を事故で亡くし、かつての友人であったノゾミも失ったリョウは、自分が生まれなかったパラレルワールドに迷い込む。そこは生まれる前に死んだ姉が生きている世界だった。存在しないはずの姉、サキと話すうちに、リョウは自分の世界とサキのいる世界の違いに苦しむことになる。 救いがないが共感できてしまう青春物語 主人公リョウが迷い込んだのは自分の生まれてこなかった姉、サキが誕生していたパラレルワールドの世界。姉が生まれてこなかったことで作られた主人公は、サキのいる世界にはいません。 積極的でおせっかいなサキは、その影響力で主人公の世界で不運の死を遂げた人たちを救っており、その事実にリョウは衝撃…
おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 キャリアに興味のある人は多いと思うのですけど 全く興味がないとか キャリアなんてどうでもいい 今が良ければそれでいいという人も 少なくないのが現状でしょうか。 答えが出るのは10年後。 そこがキャリアの恐ろしいところですね。 今回ご紹介する書籍は、 【 キャリアづくりの教科書 】 です。 本書をピックアップした理由 『 キャリアづくりの教科書 』 徳谷 智史 ニューズピックス社 を読みました。 一応、私はキャリアの専門家の端くれですし、 医師のキャリアに関しては それなりの知見は…