日本の小説家。
1980年、山梨県笛吹市出身。千葉大学教育学部卒業。
2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞を受賞。2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞。
なお、ペンネームの"辻"の"しんにょう"は点二つ(綾辻行人に同じ)。小学校6年生の時に綾辻行人の「十角館の殺人」を読んで衝撃を受けて以来大ファンであると語っている。
辻村深月さんの「本日は大安なり」を、子供から借りて読みました。 なんか途中までドキドキするので、休憩しながら読んでを繰り返し、疲れました。 これぞ、辻村ワールドですね。 脚本を担当された西萩弓絵さんが解説をされており、こちらはす~っと非常に面白く読ませていただきました。優香さんがウエディングプランナーの山井さんを演技されていましたね。 文章中にある、プロ根性と心理テストの二つを少し紹介したいと思います。 ■プロ根性 (オーナー):すっごく気に食わない相手が来たらどうするの?この人の幸せなんて 死んでも祈りたくないっていう相手。それでもやっぱり魔法をかけてきれいにつつがなく仕上げてあげるの?わが…
こんにちは!小町です。 辻村深月さんの作品は、はじめて読みます。 「ぼくのメジャースプーン」、主人公が小学生なのに哲学書かなと思うほど重厚な内容。文庫版で500ページ超のボリュームです。 途中苦しくなる部分もあり、自分自身と向き合う読書になりました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(argu…
西澤架の婚約者の坂庭真実が突然姿を消す。真美の行方を捜す中で、彼女の過去や隠された本心や想いとは・・。 婚活って自分でも気付かなかった奥底の気持ちが分かるもので人生を問われる大イベントですね。 印象的で象徴的な台詞があって「自己評価が低い一方で、自己愛の方はとても強いんです」 婚活に限らず、会社や学校、友人との評価もそうですしこのギャップに悩む人って多いんじゃないかな? 相手との関係となるとより複雑で迷路に迷い込むような気持ち 愛するって、友情や親子、夫婦などなど・・関係性やカタチも違うけど きっと、人のことを心から大切にし、幸福を願うことじゃないだろうか? そこに辿り着く為の大恋愛によって愛…
本記事では辻村深月さんの小説『ぼくのメジャースプーン』を紹介します。 ぼくのメジャースプーン あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 ぼくのメジャースプーン 著者:辻村深月 出版社:講談社 ページ数:520ページ 読了日:2025年1月15日 満足度:★★★☆☆ 辻村深月さんの『ぼくのメジャースプーン』。 あらすじ 「ぼく」はお母さんの家系から受け継いだある特別な能力を持っていた。 その特別な能力とは、『Aという条件をクリアできなければ、Bという結果が起こる』 と相手に言うことで、相手を脅す『条件ゲーム提示能力』である。 小学校二年生の時に幼なじみのふみちゃんを勇気付けよう…
あらすじ 婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。 100万部突破したんですね。凄いです。 「婚活」にまつわる男女のリアルを描いた作品。リアルすぎて、序盤は胸くそ悪い思いをすることもありました。特に、男性主人公の女友達が好きじゃない。でも、女性ってこういう面あるよね、みたいな。そこも本当にリアル。 物語の展開を楽しんでいただきたいので深くは語りませんが、(小説内の)世界の見方が物語の前半と後半で一変しました。個人的には、後半の…
老若男女、幅広いファンを惹きつける辻村深月さん。 メディア化されている作品が多いことからも、その人気がうかがえます。 そんな売れっ子作家・辻村さんのおすすめ作品をご紹介します! 一番最後に、全作品の一覧チェックリストもありますので、 ぜひご活用ください! 辻村深月さんについて スロウハイツの神様(2007) あらすじ おすすめポイント ハケンアニメ! (2014) あらすじ おすすめポイント 子どもたちは夜と遊ぶ (2005) あらすじ おすすめポイント ぼくのメジャースプーン (2006) あらすじ おすすめポイント かがみの孤城 (2017) あらすじ おすすめポイント ツナグ(2010)…
書いていたらとても長くなってしまい、独立させました。 読んだ後にこれだけ頭の中を支配するのですから、優れた作品と言えるのかな?複雑な人間の心理を的確に伝える作品でしたが・・。 【138】 ネタバレあります。 138.傲慢と善良 辻村深月 『婚活で知り合った西澤架と坂庭真実。ある日、架はストーカーが家にいるという真実からのSOSを受け、飲み会の席から急いで帰宅する。これをきっかけに同棲することとなり、そして婚約。幸せに溢れ何もかも順調だと思っていたが、予期せず真実が突然消えてしまう』 読み終わって最初はバカバカしいという感想。他人の恋愛のドタバタに付き合わされて微妙な読後感でした。釈然としないし…
今日の映画は「かがみの孤城」 ↑辻村深月さんの小説「かがみの孤城」がアニメ映画になっていた模様であります。 たまたま発見したので授業にしてみます。(授業をするのは私ではありませんが💦) あらすじや他の方の感想などは、こちらを参照くださいませ。https://bookmeter.com/books/11453932 塾の先生としては、サードプレイス(第3の居場所)みたいなことは考えてしまう映画です。 そもそも300年前は家族/地域社会ぐらいが居場所で、50年ほど前からは家族/学校/地域社会/習い事など自分が居場所を感じる場所の種類は増えてきたわけです。だから氏名が大事だったわけですけど、今はちょ…
*注意* 記事の中にPRや広告、アフィリエイトリンクを含みます。 読んだ本の紹介です。 書籍情報 タイトル: この夏の星を見る 著者: 辻村深月 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f)…
★★★☆☆ あらすじ 憧れの天才監督の復帰作と同じ時間帯の連続アニメを任された新人監督は、冷徹なプロデューサと共に勝つために奮闘する。 www.youtube.com 辻村深月の同名小説が原作。128分。 感想 同時間帯に放送される天才監督のアニメに闘志を燃やす新人監督が主人公だ。彼女があまりに天才監督を敵視することに戸惑いを覚えてしまったが、ここで結果を出さないと次がない新人監督ゆえの気負いなのだろう。ただ、何から何まで全部勝ちたいと言ってる割には、プロモーションに消極的なのは解せなかった。 アニメ制作の現場からプロモーションまで、アニメ番組制作に関わる様々な人々の様子が描かれていく。業界の…