知念実希人が子供向けに放課後ミステリクラブシリーズを描いたことは前回言及しましたが、対象が小学生向けという感じで小さな謎を子供が解決していくというもので推理小説として大人が読むと物足りなく感じます。 一方江戸川乱歩が書いた少年探偵団シリーズはそれに比べて対象がやや年長向けの小説です。しかし大人が読んでも十分楽しめる話になっていると思います。 ミステリクラブの小さな謎ではなくメチャクチャ大きな謎、ありえない謎ばかりです。笑 例えばミステリクラブは「動く亀の銅像事件」は小学校の古い亀の銅像の位置が次の日になると変わっているといった日常的な謎ですが、少年探偵団の「電人M」では望遠鏡を覗いていると東京…