なんとなく苦手意識をもって読んでいない本が多すぎる。きっと今なら読めそうだというタイミングでそういう本を読んでいこうと思い手に取った。 コンビニ人間 (文春文庫) 作者:村田 沙耶香 文藝春秋 Amazon (あらすじ) 幼いころから「普通」になじめない主人公、古倉恵子が唯一社会の歯車として機能できる場所がコンビニだ。コンビニ店員のバイトは、マニュアル化され制服があり、働く者を均一にしてくれる。大学一年生の時に始めたバイトを続け、現在36歳。古参店員の一人として、毎日コンビニの仕事に励む。しかし、周りの「普通」の人たちによってその環境が揺らぎ始める。 読み始めたときは、コンビニのバイトにプライ…