先週、改正出入国管理難民認定法(入管法)が施行された。これで、難民申請を繰り返すことで、不法に日本に滞在し続けている外国人を国外退去させることが可能になった。一部メディアは、難民の命に係わる決定を下しかねないと反発している(*1)し、そもそも日本が圧倒的に難民認定のハードルが高く、受け入れ実績も少ないことを批判している。 逆に多くの移民・難民を受け入れてしまった(例えば)欧州諸国は、今その存在の大きさに苦慮している。Bexitの騒ぎも、移民をこれ以上増やせないとの危機感からだったし、今の英国総選挙も移民問題が大きな争点になっている。英国よりずっと移民・難民に寛容だったドイツでも、極右政党らが排…