いくらか品の無いことを書くといたすことをいたすとき声が出ちまうことがあります。昭和の時代に飛鳥田さんという横浜市長が居てどちらかというと革新系の首長でその頃にラブホテルを規制する条例の機運があったのですが肝心の市長が「横浜は貧弱な住宅事情なのにそういうわけにはいかんだろ」と潰した、というのを事実かどうかはわからないのですが学生時代政治学概論かなにかで聞いたことがありました。つまるところ、音が漏れないような私的な空間を持つことが困難な時期があったわけで。ここで お題「この前読んだ本」 を引っ張ると『団地の時代』(原武史・重松清・新潮新書・2010)という昭和の時代にできた団地について書かれた本を…