精神疾患で休職した令和元年度の公立学校の教員数が5478人(令和2年12月、文科省公表)となり過去最多になった。現職だった頃も5000人を超えていたが、過去10年間の平均は5143人である。 2000年に入った頃は2500人程だったが、10年も経たないのに5000人をあっという間に超えてしまった。個人的な資質の問題でないことは明らかだろう。 精神疾患による休職者がこんなに多いのに、そのための対策となると心許なく思う。長時間勤務や一部教員への業務集中の是正、部活動の外部指導者の活用と健全な実施、少人数学級などは必要な対策と思うが、その他にも目を向けることがある。 初任者研修、教員免許更新講習、中…